Kahua3 ディレクトリとか
前回はKahuaの設定についてでした。
今回もプログラムに入る前に必要な知識です。
重要なものについてだけ書いていきます。
アプリケーション
まずはアプリケーションから。
appnameで作成したとします。
$ kahua-package generate appname
中身を見てみます。
$ ls AUTHORS DIST MESSAGES app-servers install-sh test COPYING DIST_EXCLUDE Makefile.in appname plugins ChangeLog INSTALL README configure.ac templates
- DIST 前回使用したように初期化時等に使います。中身は単なるシェルスクリプトです。
- Makefile アプリケーションをサイトバンドルにインストールする際に必要になります。アプリケーションの修正後は必ず"make install"が必要です。
- appname アプリケーション名と同じ名前のディレクトリです。この中が実際のアプリケーションのスクリプトが入っています。
- plugins/appname.scmが入っています。これに使用するKahuaモジュールを書いていきます。自分の環境ではappname/以下のファイルに書くと何故か実行時エラーとなりました。
- templates 実際に表示する(X)HTMLのテンプレートが入っています。kahuaはこのテンプレートの一部分を動的に書き換えて表示を行います。
- test テスト Kahua CGIのテストコードだと思います。実際にまだ試していないので良く分かりません。
とりあえず、最初はappname/以下に修正するコードが入っている事と、モジュールの追加が必要になったらplugins以下だ、とだけ覚えておけば何とかなります。
サイトバンドル
実際に運用する際に使用するディレクトリです。(多分)サーバにアップロードするのはこのディレクトリのみで良いはずです。
早速中身を見てみます。
$ ls app database logs run static tmp app-servers etc plugins socket templates
- app "make install"するとここにアプリケーションが置かれます。ちなみに、Kahua.org hello kahuaで書かれている内容とは異なりますが、多分あちらが古いのだと思います。特に触る必要はありません。
- app-servers どのアプリケーションを起動するかを記述します。Kahua1で書いた通りです。
- etc kahua.conf等の設定ファイルが置いてあります。
- logs ログが置かれるディレクトリです。実運用になると必要でしょう。
- static 静的なファイルが置かれるディレクトリです。*.cssとか画像ファイルとか色々。
- tmp そのままで、テンポラリディレクトリ。
恐らく残りは触る必要は無いかと思います。