Google版アプリをTitanium mobileで出したので振り返り

2014-12-01 - longicornの日記 の続き
最近Google版もアプリ出したので感想を。
前回と同じくアプリ自体やビジネスとかには言及しません。


基本的には前回と同じスタンス。ツール系アプリでスタートアップで色々余裕ないけど、それなりに動くのをiOSAndroidで両方出したい的なのにはやっぱりすごく良いなぁと。
Titanium mobile以外だとRuby motionか最近だとC#が使えるという発表もあったけどそういうのになるのかな? MSのC#がどの程度使えるかは知らないけど。


ハードウェアやOSに依存する部分以外については、アルゴリズムがそのまま動くので非常に楽です。例えばAPI通信の結果でどう描画するかとかそういうの。
でも、ハードウェアに依存する部分は色々大変。外部moduleを探してきたり、場合によっては自分で作ったりしないとダメ。
当然だけど、その違いを吸収して自分でライブラリを書ける力が無いと死にますし、簡単にクソコードが出来ます。
それ以外だとデザインとかAndroidだとハードウェアボタン対応とか細かいところが色々大変。
上っ面は簡単そうにアプリが作れそうだけど、いざとなったら容赦なく腕が必要です。下回りが見えないから逆に怖い。


スタートアップでそれなりにだと良いと書いたけど、逆に言えばある程度を超えると色々厳しくなってきます。
結局はネィティブで作り直しが必要だとは思います。動作速度や自由度が全然違うしね。


ということで、こういう開発ツールってプロトタイプとか初めにそれなり楽しつつ後で苦労を覚悟する場合に使うべきで、それ以外だと初めからネィティブを使うのが正しそうです。
ああ、あとiOSは64bit対応が必要なので更新されてない外部moduleを使っている場合は大変なので注意してくださいね。