PK-513L + ScanSnap S1500で50冊ほど取り込んだ注意点

ここ2日ほどで50冊ほど取り込みましたので、誰かの役に立つかもしれませんので色々気になる事を書いておきます。


まず全体の注意点です。
大切な本の裁断やスキャンで失敗するのが嫌ならば、古本屋等で入手したいらない本を使って練習した方が良いです。

PK-513L

まず、問題点は裁断した時の裁断開始位置と裁断終了位置で、裁断した厚さが異なります。
刃の問題かどうかは分かりませんが裁断を始めた時の厚さよりも、裁断を終了した位置の方が分厚くなります。
これで本の切ってはいけない場所まで切って本を数冊ダメにしました。
これを防ぐには横着せずに一度に裁断せず、ある程度細かく分けて裁断した方が良いです。


裁断開始のページ例


裁断終了のページ例。明らかに先ほどのページと切り取られている分に差があることが分かります。


さらに表紙と最初のページは裁断後でもくっついている事が多く確認せずにスキャンしようとすると紙がぐちゃぐちゃになりかねません。


次にあまり厚い本だと一度に裁断できません。少年コミック系の単行本ぐらいだと問題ありませんでしたが、小説などの分厚い本だと無理です。
仕方がないので本を複数回に分けて切断しなければいけません。

ScanSnap

スキャン時の読み込ませる面と向きを考える。
FAXなどと同じです。読み込ませたい面を下にして、読み込ませる方向(上下)は最初に読み込まれる方向が上になります。


スキャンする前に裁断されているか確認すること。
上で書きましたが、裁断しても糊で裁断しきれていない場合があるので注意したほうが良いです。


あまり一度に連続スキャンできる枚数を多くしないこと。
自分のノートPCの性能が悪いからかもしれませんが文庫本サイズの小説で300〜400ページを越えるとスキャンが異様に遅くなります。(メモリが少ない?)


OCRには過度の期待は出来ない?
前回書きましたがページによってはOCRはまったく働きません。例えば表紙とか。
ですので、OCRを使いたい方はある程度練習が必要だと思います。


キャリアシートを利用するべきです。
取りこめるサイズには限界があります。本のカバーを広げてスキャンすると全部のスキャンは出来ませんでした。
カバーは付属のキャリアシートを利用して表と裏で別々で取り込んだ方がよいです。
その他に紙がボロボロなどの場合にも重宝します。


Linuxでも使えるけどWindowsよりは性能が落ちます。
連続取り込みには枚数を指定する必要が合る、OCRは使い物にならない、読込速度はXSANEのせいだとは思うがWindowsよりも明らかに遅い等など。
機能としては問題ないけどやっぱりまだまだかなあと思います。